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森精機、重切削加工に最適な立形CNC旋盤をフルモデルチェンジ

 森精機製作所( http://www.moriseiki.co.jp )は、立形CNC 旋盤「VL-553Ⅱ」、「VL-553MCⅡ」の受注を開始した。

 従来機であるVL-553(旋削仕様)、VL-553MC(ミーリング仕様)は、航空機や建設機械、農業機械産業をはじめとする重切削加工に実績をもっている。

 今回販売されたVL-553Ⅱ、VL-553MCⅡは、従来からの優れた加工能力やコンパクトな機械サイズはそのままに、作業性の向上、加工領域の拡大を実現し、さらに使い勝手の良い機械となりった。

 主な特長は以下のとおり。
・作業性の向上
 従来機と比較して作業者から主軸までの距離を短くし、主軸高さを120mm下げる事で、段取り時の作業性が大きく向上した。機械前面から主軸中心までの距離:531mm(従来機615mm)。主軸大端面の高さ:935mm(従来機1,055mm)。

・加工領域の拡大
 X軸ストロークを延長することで最大加工径を130mm拡大し、より大きなワークの加工を可能にした。X軸ストローク:415mm(従来機350mm)。最大加工径:φ780mm(従来機φ650mm)。

・バリエーションの充実
 加工エリアと操作パネルの取付位置を左右逆に出来る仕様や2台の連結機を1 台の操作パネルで制御する仕様を追加した。機械単体はもちろん、システムアップの要望にも対応する。