ホンダ( http://www.honda.co.jp )はこのほど、埼玉県と「環境分野における協力に関する協定」を締結した。この協定は、これまでHondaが埼玉県と連携して取り組んできた環境保全活動をさらに発展させ、次世代に美しい自然環境を引き継ぐため、埼玉県の環境と地球環境の保全活動に協力して取り組むことを目的としたもの。具体的な協力事項として、寄居町における森林づくり活動や、寄居工場に設置予定のビオトープを活用した環境学習の実施、インターナビを活用した県環境情報の提供、エコドライブ推進のための講師派遣などを行う予定。
本協定における、主な協力予定項目は以下のとおり。
(1)埼玉県の「みどりと川の再生」*の推進に関すること
(2)次世代自動車をはじめとする低公害車・低燃費車の普及およびエコドライブの推進など、地球温暖化対策に関すること
(3)環境教育の推進、環境意識の醸成に関すること
ホンダと埼玉県はこれまでも以下の協力関係や、県内の事業所による活動を通じて、連携体制を構築している。
(1)インターナビ・フローティングカーデータを提供(2007年12月)
(2)投光機付き発電機など、災害備蓄品を寄贈(2007年3月、2008年1月の2回)
(3)子会社の本田航空株式会社が災害発生時の人員、物資輸送に関する協定を締結(2001年12月)
(4)本田航空株式会社が災害発生時の被害状況調査に関する協定を締結(2007年3月)
*「みどりと川の再生」:埼玉県が推進する活動で、都市と田園の魅力をあわせ持つ「住みやすく環境にやさしいゆとりの田園都市埼玉」の実現を目指して、水の循環の輪の中で不可分の関係にある「みどりと川」を一体的に再生することを目的とする。