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日産、クリーンディーゼル車で第19回省エネ大賞「資源エネルギー庁長官賞」を受賞

 日産自動車( http://www.nissan-global.com )は、昨年9月に発表したクリーンディーゼル車「エクストレイル 20GT」が、経済産業省主催による平成20年度第19回省エネ大賞(省エネルギー機器・システム表彰)の「資源エネルギー庁長官賞」を受賞した。省エネ大賞は、優れた省エネルギー性、省資源性等を有する民生用エネルギー機器・資材及びエネルギー利用システムを広く公募、発掘し、それらを表彰することにより、その開発支援・普及促進を図り、CO2などの排出量削減に貢献し、省エネルギー型社会の構築に資することを目的としている。

 今回の受賞は、クリーンディーゼル車「エクストレイル 20GT」が、高トルクによる力強い加速や、低燃費によるCO2排出削減といった、ディーゼルエンジンのメリットを向上させながらも、日本の厳しい排出ガス規制「ポスト新長期規制」に世界で初めて適合し、クリーンな排出ガスを実現している点が評価されたものである。同出力のガソリン2.5Lエンジン車と比較して約3割燃費が向上し、これは、年間の燃料消費量では200L、CO2排出量は267kgの削減と同等レベル。具体的な搭載技術は以下のとおり。

(1)2009年10月から施行される新しい排出ガス規制「ポスト新長期規制」対応の排出ガス低減技術:1,600barコモンレールシステム、ダブルスワールポート、EGRクーラー、ディーゼル・パーティキュレート・フィルター(DPF)、リーンNOxトラップ触媒(LNT)

(2)従来のディーゼルにおいてデメリットとされた「騒音・振動」対策として、採用された技術:ピエゾ式インジェクター、バランサーシャフト

 本賞受賞は、昨年の日産カーウイングス 最速ルート探索・エコ運転アドバイスに続き、2年連続となる。また、「エクストレイル 20GT」は、2008年度 エコプロダクツ大賞のエコプロダクツ部門で国土交通大臣賞も受賞している。同社では、「今後も中期環境行動計画ニッサン・グリーンプログラム 2010に基づき、CO2排出量の削減に、真に実効性のある技術、商品、サービスを開発し、投入していく」としている。