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富士重工、水平対向ディーゼルエンジンで機械振興協会会長賞を受賞

 富士重工業( http://www.fhi.co.jp )は、機械振興協会主催の第6回新機械振興賞で、「水平対向ディーゼルエンジンの開発」により「機械振興協会会長賞」を受賞した。

 新機械振興賞は、機械工業に係る優秀な研究開発およびその成果の実用化によって、機械工業技術の進歩・発展に著しく寄与したと認められる企業・大学・研究機関および研究開発担当者を表彰するもので、富士重工では初めての受賞となる

 今回受賞した水平対向ディーゼルエンジン「スバルボクサーディーゼル」は、量産乗用車用では世界初となる水平対向レイアウトのディーゼルエンジン。水平対向レイアウト本来のメリットである高剛性、低振動という特性を生かし、バランサーシャフトを必要とせず、かつ同排気量のスバル水平対向ガソリンエンジン並みのコンパクトな設計を実現している。このエンジンは、欧州2.0リットルクラスAWD(All Wheel Drive)乗用車トップレベルの環境性能と、最高出力110kW、最大トルク350Nmの優れた動力性能を両立しており、2008年春から欧州自動車市場で販売を開始し好評を博している。

 富士重工では、水平対向エンジンやシンメトリカルAWDなど独自のコア技術を生かして、「快適・信頼の新しい走りと地球環境の融合」の高次元での実現を目指しており、「今後も、水平対向ディーゼルエンジンのような富士重工業ならではの価値を提供できるよう技術開発に取り組み、機械工業技術の進歩・発展に貢献していきたい」としている。