日本精工(NSK、Tel.03-3779-7050、 http://www.jp.nsk.com )は小型射出成形機の「エジェクタ機構向け高荷重用ボールねじシリーズ」を開発した。
本製品は、射出成形機のエジェクタ機構に最適な小型で高い荷重を受けられるボールねじで、エジェクタ機構の小型化に貢献するほか、薄型の接触式シールの採用により、ねじ軸の回転によるグリース飛散量を大幅に低減した。
従来使用されていた転造ボールねじに対して高精度な精密ボールねじを採用し、加えてねじ溝設計の最適化を行ったことにより、ボールねじの負荷容量が大幅に向上、ねじ軸径を30%小型化した。射出成形機のエジェクタ機構の小型化に貢献する。
エジェクタ機構は射出成形機の扉の横に設置されることが多く、ねじ軸から飛散したグリースが成形品確認用の窓を汚すことがあったが、薄型接触式シールの採用によりナットから漏れるグリース量を低減、軸回転によって発生するグリース飛散を低減している。