日本精工(NSK、 http://www.jp.nsk.com/ )は、高精度位置決め装置、高精度搬送装置のメガトルクメータに「PXシリーズ」をラインナップすると発表した。同シリーズは電子部品などの軽量物を搬送する際の位置決め時間を短縮できる。特にLEDや車載用ICなどの検査装置に注力し、2012年10月から本格販売を開始、同シリーズで2015年に15億円の売り上げを目指す。
同シリーズは、モータの可動部(ロータ)の外周に高出力な巻線を配置したことで、加減速性能(目標回転速度に到達するまでの時間)を従来比約2倍に高めた。また、モータの剛性を高めることで、回転テーブルの振動を抑制し、精度の向上を可能にする。さらに、精度に悪影響を与えないように、モータの発熱が回転テーブルに伝わりにくい構造を採用している。