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NTN、ブラジルに等速ジョイントの生産拠点を設立

tedrive Brasilの工場 NTN( http://www.ntn.co.jp )はtedrive社のブラジル子会社tedrive Brasilの資産を購入、ブラジルの自動車需要の大幅な増加により現地生産の重要性が高まる等速ジョイント(CVJ)を製造、販売する新会社を設立すると発表した。

 tedrive Brasilは、1997年からブラジルでCVJとステアリングを製造·販売している。NTNは、その内CVJ事業に関する資産を購入し新会社を設立。土地、建物、設備、従業員など既存の資産を引き継ぐことで、新たに工場を設立するよりも早く現地生産を開始し、ブラジルにおけるCVJ事業の迅速な拡大を図る。

 NTNは、CVJ事業の世界シェア首位に向けて、世界で18番目となるCVJ生産拠点をブラジルに設立する。これにより、従来までの日本、米州、欧州、アジア、中国に加え、ブラジルを中心とする南米での製造·販売体制を整え、グローバルでの競争力を高めていく。  

 2010年6月に新会社を設立、2011年6月から量産を開始する予定で初年度は約20億円、5年後の2015年度には約70億円の売上高を目指す。会社名はNTN do Brasil Produção de Semi-Eixos Ltda.とする予定で資本金は17億円。 NTNが70%を出資し、残りの30%をNTN TRANSMISSIONS EUROPEが補う。従業員は100名を予定している。